海底火山
海しるの操作方法

火山には、浅間山、桜島など陸域にあるものもありますが、海域に存在するものもあります。海の中にある火山の状況(じょうきょう)把握(はあく)することは、航海の安全や防災のためだけではなく、領海などの国の権利を守るためにも重要です。海のどこに火山があるか、確認(かくにん)してみましょう。

海とかかわりの深い火山活動には、火山島と海底火山があげられ、これらを総称(そうしょう)して海域火山と呼びます。海しるの「すべてのレイヤー」から「防災」→「海域火山データベース」を選択(せんたく)すると、日本周辺海域の海域火山を確認(かくにん)できます。海底地形を背景に選択(せんたく)して確認(かくにん)すると、どういう地形に海域火山が多いのかをみることができます。

赤い▲をクリックして海底火山の現状を見てみましょう。
海しるアイコンをクリックして地図で見てみよう!
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代表的な海域火山には、次のようなものがあります。

明神礁(みょうじんしょう) :東京の南約400 ㎞にある海域火山です。明治以降たびたび噴火(ふんか)()り返しており、20 世紀半ばには噴火(ふんか)により新島が存在したこともありますが、その後消滅(しょうめつ)しました。

西之島(にしのしま) :東京の南約1,000km、父島の西にある無人島です。1973 年の噴火(ふんか)で新島ができ、その後西之島(にしのしま)とつながりました。

福徳岡ノ場(ふくとくおかのば):東京の南約1,300km にある海域火山です。明治以降3 回、新島ができましたが、いずれも波や風の浸食(しんしょく)水没(すいぼつ)しています。

薩摩硫黄島(さつまいおうとう):鹿児島県佐多岬(さたみさき)の南西にあるカルデラの一部が島となっており、薩摩硫黄島(さつまいおうとう)と名付けられています。その東方に1934、35 年の噴火(ふんか)で新島ができ、昭和硫黄島(いおうとう)と呼ばれています

赤い▲をクリックすると、火山名や標高・水深などを確認(かくにん)できます。
さらにURL のリンク先には(くわ)しい情報が示されているので、気になった火山について確認(かくにん)してみましょう。
西之島(にしのしま)(出典:海上保安庁海洋情報部
海域火山DB)
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