私たちは、火力などからエネルギーを得ています。海しるで、火力発電所の他、再生可能エネルギーである風を活用した洋上風力発電がどこにあるか 確認(かくにん) してみましょう。

また、海洋において風以外の再生可能なエネルギーとして何が活用できそうか、どんな課題があるか考えてみましょう。

世界中で、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを使って、地球温暖化を防ごうという動きになっています。実は、海の上は非常に風が強くて風力発電に適しているのです。「海しる」を使って日本周辺の平均風速を見てみましょう。

海にあるエネルギーは風だけではありません。例えば、波を使って発電することもできます。日本周辺の波の強さを「海しる」を使って見てみましょう。

海には定常的に速く流れている場所である海流があり、日本の沿岸にはその一つである黒潮があります。この黒潮の流れを使って発電しようという試みもあります。「海しる」で、海流の強さを見てみましょう。

海の表面（表層）の海水は日射などにより温められますが、深いところ（深層）まではこのエネルギーが伝わりにくく、深層の水は冷たいままです。表層の暖かい水と、深層の冷たい水の温度差を使った発電も考えられています。これを温度差エネルギーといいます。

「海しる」を使って海洋温度差エネルギーの分布をみてみましょう。